本、読み終えた。監修:吉田賢治『完全保存版 頭骨図鑑』
動物図鑑?いいえ、頭骨図鑑です。
目次第1章 肉食・雑食ほ乳類(肉食・雑食ほ乳類の魅力と見方 ウンピョウ ほか)第2章 草食ほ乳類(雑食ほ乳類の魅力と見方 クーズー ほか)第5章 魚類(ホホジロザメ アオザメ ほか)
メダカの骨を取り出すには、ミナミヌマエビなどがいる水槽に死体を入れておけば、キレイにしてくれます。
そういうとき、繊細な骨の並びに感動するものです。
しかし今回は様々な動物の骨を見てみることにしました。
しかも頭の骨だけを扱うという奇妙な内容です。
大きく掲載された頭骨の写真と短い説明は、その動物がどういう暮らしぶりをしているかを簡潔に伝えてくれます。
やはりどういうものを食べているかで、頭骨の特徴が変わるようです。
脳の領域を減らして噛む筋肉を発達させたもの、キバがない代わりに奥歯はすり潰す形状になっているもの、と十人十色。
骨を見て「かわいい」と思うことはなかったが、「かっこいい」「意外」と思うことは多々ありました。
たとえばカレイの頭骨は普通の魚が横たわっているだけという意外性を持っています。
このように動物の違う一面を垣間見ることができる本です。
130ページとコンパクトなので、空き時間に少しずつ消化する読み方がオススメです。