トレランシューズレビュー:ラ・スポルティバの『アカシャ』買っちゃいました。
AKASHA | 製品情報(トレイルランニング)|LA SPORTIVA スポルティバ - クライミングシューズ・登山靴・トレイルランニング
好日山荘の京都店に行ってきました。
トレランシューズといったら何かと話題の『アカシャ』
トレランシューズとググったら大抵の人が名を挙げている。
そんなイメージだ。それもそのはず。
信頼と実績ってやつがあるからだ。
TJAR(トランスジャパンアルプスレース)出場選手も使用してたみたいだ。
TJARとは富山湾から駿河湾まで、総走行距離約415kmを8日間で走りきるレース。
それで累積標高27000mだからとんでもなく過酷。
出場選手は選考会→予選会を経て(バケモノが)選ばれる。
出場選手が1人でもアイテムを選択すればそれ自体栄誉と言っていい性能の証になるわけだ。
それにラ・スポルティバの『アカシャ』は名を連ねたことがある。
見た目もカッコいいし、期待度は跳ね上がる。
しかし、「気になるけどちょっと高いな…でもトレッキングにも使えそうな硬さだし」とか思っていました。
物欲には抗えない。遂に買ってしまいました。
浮かれたお盆の空気のせいだ。
手短に感想を言うと、「やばぁい…」
その他のトレランシューズ
好日山荘フットウェア店ではその他にサロモンとイノヴェイトもありました。
そしてモントレイル(ロゴがコロンビア・モントレイルになってしまったやつ)の靴が30%割引で売られていました。
ということは1万円くらいで買える。
まあ、気持ちはわかります。
モントレイルはちょっと狂気を孕んだカッコいいイメージだったのに、コロンビアとついただけで急激にダサくなったからね。
デザインは好きな部類なのにね。
名前もマウンテンマゾヒストとかどんだけだよ(笑)
[モントレイル] Montrail トレイルランニングシューズ MOUNTAIN MASOCHIST3 GM2181 691 (ブライトレッド ブラック/26.5cm)
- 出版社/メーカー: montrail
- メディア: ウェア&シューズ
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むしろモントレイルの大元がコロンビアとわかって、モントレイルというロゴに傷が付いたのではないかとさえ思っている。
だがいずれにせよ、モントレイルの機能性は変わらないのでしばらくは見守りたいといったところです。
いろいろ悩んだのですが、気にいるデザインがなかなかない。
イノヴェイトの『テラクロウ』シリーズと迷いましたが、最終的にはトレッキングにも転用したかったので登山靴で有名なスポルティバの『アカシャ』に。
アカシャ、君に決めた。
ホールド性もこちらの方が強そうだったからね。
サイズ感
私の足のサイズは25.5cmと身長の割に小さい(身長:約176cm)
加えてハイアーチだ(土踏まずのエリアが広い)
今回の『アカシャ』はEU表記で、43が良いサイズだった。
つまり27.3cmだ。
実際に履かないとこれはわからんね。
靴下は登山用のものを履いていた。
インソールも追加で買う予定なのでこれでオッケー。
インソールも試し履きしたが、足首が不安定になることはなかった。
またシューベロ周りについてもハイアーチの私で苦しいとは思わなかった。
結び方を工夫する必要はなかった。
むしろ足首周りがしっかり履かないと違和感、あるいは鈍痛がくる程度だった(右足だけ)
これは履き慣れれば解消される範囲だった。
一言で評すると「登山靴みたい」だ。
ちなみに標準装備のインソールはよくあるやつ。
これはどこのメーカーでも同じ。
土踏まずのところもグニャグニャだ。
ついでにインソールをはぎ取った内部も。
汚れなどではなく、素材によるもの。
レビュー
もっとトレランシューズの店流行ってほしい。
試し履きしたいのに全然ない。
アマゾンなら気になるのいっぱいあるけど、博打だしね。
一度近所の山を試走して靴に慣れてから使用感のレビューをしたいと思います。
↓
行ってきた。
とりあえず1回だけ走っての感想です。
近所の山のコースは傾斜がキツいロードあり、丸太や石の階段あり、コケの道あり、湧き水によって湿気ったオンロード、落ち葉が堆積したオフロードあり、悪天候時には泥状になるなど、トレランシューズの実験として最適。
晴れで地面が乾いている時に行ってきた。
トレランシューズを履くのはこれが初めてですが、「ナニコレやばぁい(恍惚)」
感じた特徴
・高さはもちろんないが、登山靴に似たホールド性。
もちろんその他ランニングシューズと変わらないローカットだ。
しかし触ると足首周りは非常に硬い素材が内部に入っているのがわかる。
登山靴に似た剛性を感じるのはほとんどこれのせいだろう。
ここから…
ここまでしか曲げられない。
もう固い素材が入っているためだ。
また、メッシュ部分はこんな感じ。
指さしている場所を中から見ると…
こんな感じだった。
だからといって特別涼しさを感じることは当然ない。
乾きやすそうではある。
・走りながらでも丸太や石で滑らない(新品だからかもしれないけどね)
オンロードでも爪を立てるような食い付き具合でグイグイ進む。
獣気分が味わえる。
・アウトソールのトレイルロッカーシステム(赤い部分)を足裏で感じる。
オンロードでは特にその感触が伝わる。
その時これに備わったサポート性をありがたがるようになる。
他のランニングシューズに履き替えたら、足裏の感触に物足りなさを感じてしまうほどだ。
山中ではほとんど存在感がないが、密かに役立っていることだろう。
・高いなぁ(かかとが)
コンクリートの階段を降りるときに「かかとが高い」と感じた。
フラットには程遠い。
もちろんこれはヒールストライクの場合であって、フォアフットなら全然気にならない。
かかと部分のトレイルロッカーシステムの硬い素材も影響しているのだろうが…。
登るときには全然違和感がなかったので、結構びっくり。
悪いことではない。私が慣れてないだけだ。
着地時のサポートをしてくれる。
・軽くはない
ちょー軽ーい、なんてお世辞にも言えない重装備だ。
片足で330gだ。
他のトレランシューズが280gとか普通にある中では、やっぱり重い。
軽いランニングシューズだと200gを下回る。
それでも軽いトレッキングシューズの450g前後よりかは軽いので、どう捉えるかは個人で違うだろう。
まぁとにかくやばぁい。
ただホールドのクッションが濡れたらさらに重くなりそうだし、気分が落ち込みそうだ。
まぁそれはショートスパッツ(ゲイター)でどうにかなりそうだ。
[サロモン] ゲイター L32916600 BLACK ブラック 25.5-27(25.5cm)
- 出版社/メーカー: SALOMON
- 発売日: 2016/10/27
- メディア: 付属品
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私はトレッキングでも十分楽しめそうだと思って買ったので構わない。
そう考えるとやはり巷で噂の、「余程の山行じゃなければガチの登山靴よりトレランシューズ履いたほうが快適!」には説得力と信憑性がある。
トレランシューズにもゴアテックス追加のものもあるし、1足あれば楽になるはずだ。
もうしばらく走って、もう一度使用感をレビューしたい。
ラ・スポルティバの『アカシャ』
かっこいい!