観光資源のバイカモに関して言いたいことがある
●バイカモってなに?
水温14度前後の清流で育つことから、自然繁殖している場所は限られています。
調子が良ければ5月ぐらいから小さな白い花を水中で咲かせ、とてもかわいらしいです。
これが観光資源となっている場所は全国でいくつかあるようです。
●でも言いたいことがある
①パッと見、似ている水草がある
「私の近所にもバイカモあるし!」
それ、こんな感じじゃありませんか?
(白いのが花です。写真提供自分)
「そう、それ!」
増えすぎると川底へ太陽が届かなくなり、水質汚濁の原因になるものです。
アクアリウムではよく使用されています。
でも、遠目から見たら似てますよね?
ぶっちゃけ他の水草を取り除いて、
「バイカモです!」
って言ったら一般人はダマされると思います(笑)
この水草も、キレイに育てたら本当にキレイに育ってくれます。
水草で、条件さえ良ければ白くてかわいい小さな花を咲かせる、という点では同じです。
身近な自然にキレイなものがあると知ってほしいです。
バイカモをキレイだと思ったのなら、それができる心を持っているはずです。
個人的にオススメの夏の水草は、オオフサモ。
(画像中央がオオフサモ。写真提供自分)
これもアメリカ原産の外来種で、これが川に大繁殖すると川の流れをせき止めてしまうんですよ。
でも葉が繊細でキレイです。
(写真提供自分)
②マナーの問題
バイカモは西日本においては、湧水などの限られたところでしか見られません。
その水は日本最古のマス類の養殖施設(醒井養鱒場)が利用していることから、とてもキレイであることがわかります。
ニジマス釣りが楽しめます。
釣ったニジマスは塩焼きにできます。
実際、山間の集落まで進めば、川が白色と淡いエメラルドグリーンになっていて、とても冷たく、気持ちいいです。
編集せず、写真を見せても加工されてると疑われるくらいです。
空気さえ冷え冷えとしています。
しかし地蔵川に行けばわかりますが、住宅街です。
そこで問題になっている、なったことを挙げますと、
私有地に勝手に車を止められる 川のすぐ横が民家なのにうるさい トイレを貸してくれと言う人がいる 採集される 人が川に入りすぎて荒れる
駐車代やかき氷などの出店で儲けているのは確かです。
正直バイカモがなかったら、
「水、超キレイ!冷たーい♪」
で終わっていた地域だと思います。
それでも、観光地よりも前に集落の中にいるという意識がどうにも小さくなっているように思います。
観光地では行儀よくしたいですね。
旅の恥はかき捨てではなく、反省です。
加えて、採集しても枯れます。
栽培に成功したという報告は研究機関などからも一切挙がっていません。
採集して何をするかわかりませんが、やめましょう。
●そろそろお盆
(写真提供自分)
昔から続く母系の先祖のお墓が、醒井から近い山間部にあります。
またあのキレイなコントラストの川が見れると思うとワクワクします。
じいちゃん、今いくよ