飼育目的のエビや魚の採集時期は冬が良い。
目次
●捕っても死ぬ?
●冬がいい理由
●まとめ
●捕っても死ぬ?
ミナミヌマエビやムギツク、バラタナゴなどが簡単に採集できる夏が近づきつつあります。事実オオカナダモが生い茂るところに網を突っ込んで引き上げれば、エビも魚も捕らえることができます。
しかしこんな経験はないでしょうか。
「採集して家に持ち帰ったが、次の日には死んでしまった。しかもアメリカザリガニだけ元気だった」
この原因は大体がストレスです。活動的な時期に捕らえるとストレスで死んでしまう個体はとても多いんです。他にも溶存酸素率(水中にどれだけ酸素があるか)が大幅に低下したなどの原因が考えられます。夏に採集するならエアレーションをしないと確実に死ぬと思います。つまりどれだけ川の水ごと持って帰ったとしても、生物にとって環境の変化が著しいのです。
●冬がいい理由
そのため飼育目的なら冬に採集するのがオススメです。他にも冬であれば水草が色々な生物に食べられることなく生い茂るので、網を突っ込むエリアが多くなるというメリットがあります。ミナミヌマエビであれば何百匹と採集できます。それでも川の水ごと持ち帰れば、ほぼ死にません。それからは水替えを足し水程度に抑えるのが理想です。
ヒーターを入れる場合は徐々に温度を引き上げていくと上手くいきます。
これらができればミナミヌマエビなどは次の年、しっかりと抱卵して個体を増やしてくれるでしょう。手がかなりかじかみますが、死なせないためには確実な方法です。
●まとめ
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夏に捕らえるのはストレスによる死亡率が高い。
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冬なら死亡率は格段に低い。
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足し水飼育で来年に増殖する。